アメリカかぶれの自由帳

関西の大学5年生。思ったことや勉強したことについて手軽にまとめてみる…。

タルサ 2日目

朝10時から留学の手続きが必要とのことでキャンパスへ。

 

第一印象はとにかく広い。

土地が有り余っているとは聞いてはいたけどケタ違いに広い。

分校的な位置づけなはずなのに、おそらくうちの大学の5倍の広さがあるのでは…。(もちろん自分の大学が単科大学だから狭すぎるってのもあるけど。)

 

手続きといってもコピーを取って同意書にサインするだけだったので1時間もかからず完了。その後にキャンパス内を案内してもらうことに。

 

学生ラウンジがあるだけでも驚きなのに、ビリヤード台や卓球台、ランニングマシンがついたジム、図書館は棚が電動で動かせるだけでなく使えるパソコンの台数や実習スペースが圧倒的に多いうえにコーヒー飲み放題。

学生は図書館か、個人に与えられたデスク、もしくは共同の自習室(しかも班ごとに一室まるごと与えられる)で勉強することが多いとのこと。

講義室は見れなかったけど、スキルスラボでは診察室だけなく家庭医療の実習のためにアパートの一室に見立てた部屋があり、さらにはUSMLEのStep2CSの試験会場に似せた廊下がありとにかく何もかもがすごかった。

なるべく実臨床に近づけるために、講義室が立ち並ぶ廊下が扉1つを隔てて急に病院の廊下そっくりの様式に代わり、いかに学生教育に力を入れているかがよく分かった。

 

たまたま紹介してくれたスキルスラボではちょうどERの研修医が胸腔穿刺の練習をしているとのことで急遽参加させてもらえることに。

聴診器で呼吸音の左右差を確認してから第2肋間に針を刺して脱気。まさかこんなことを1日目に、しかも見学途中の日本人に急にさせてくれるとかどれだけ心が広いことか…。

 

一通りキャンパスの中を紹介してもらってからは学生課の担当者と学生数人で食堂でランチ。担当者といってもとても気さくな人で、英語は敬語がないため学生と職員間の距離がとても近いように感じた。

 

1学年の人数はおよそ150人ほどで、1,2年の間は全員でOKCで講義を受けるが、3年生の実習からは25人ほどがタルサキャンパスに移動するとのこと。

ただ、昨年からは新しい制度として、1年生からタルサキャンパスで授業を受けられるようになったようで、8月から2年生を迎える学生さんらとしばらくゆっくり話すことに。

 

終わってからは一旦家に戻ってから今度はホームステイ先の学生さんの親の家へ。

野暮用があるからその間にプールで泳げばいいと言われたものの、この家がまたなかなかにごつい。

タルサ市の南部は富裕層の集まりだそうで、実際に日本ではめったにお目にかかれないような豪邸だった。ゲスト用の寝室が5つもあり、地下にはでっかいソファーが5つほど置いてあるオーディオルーム、その横にはカウンターにセカンドキッチンにビリヤード台と、まさにバーを経営できそうな広さの部屋が。

プールは5×15mほどの広さでしかもジャグジー付き。

こんな貴重な経験は二度とできないということで好きなだけくつろがせていただきました…。

 

再び家に戻ってからランチで一緒になった学生さんたちとボウリングへ。

どうやらインターンで一緒の人が集まる会だったようで、自分らを含めて10人ほどいた。

アメリカの医学部は日本では大学院に相当し、しかも学力だけで通るような甘い選考ではないため、インターンなどの活動を通して少しでも医学に触れたり人脈を広げることが必要なのだとか。

しかも医学生になれたとしても、マッチングで少しでも有利になるためにはインターンやはり色んな実績を作っておくことが大事だそうです。

でも話を聞いてる感じだとインターンではある程度の給与が支払われるとのことで、そりゃたしかに僕もそうするわと納得。

今回会った学生さんらは4名が2年生で、4名がundergraduatesと言っていわゆるアメリカの大学生でこれから医学部進学に向けて勉強するとのこと。

 

 

最初はどうなるかと思ってはいたけど、タルサの人がとにかく温かくて、なんとか楽しく過ごせそうな予感がしています。

今後の課題としては、「生きた」英語を話せるようになること。

僕の英語はいわば実用英語と日本の受験英語を混ぜたようなもので、明らかに話してる単語数が多いなぁと気になることがしばしば…。

できるだけ現地の英語に近づけて来月日本に帰れたらなぁ…。