FM day5/ Tulsa day11 はじめての講義。
今日は8時から大学のキャンパスで栄養学の講義。
てっきり3年生が全員参加するのかと思いきや家庭医療で実習している6人だけ。
栄養学と言ってもビタミンどうこうとかの話ではなくて、患者さんへの食事指導をどうすれば説得性のあるものに変えられるかといった内容。色々な統計データが出てきて、やっぱEBMの文化が根付いているんだなぁと感じた。
ただ朝が早いというだけあって、眠い…。学生さんも途中に構わず質問を投げかけるのだが、そこまで聞いている余裕はなかったし、目をつむってなんとか復活しようと試みるもなかなかにできずこくりこくり。
きっと起きてから家を出るまでの時間が短すぎるから、頭が働き出しきっていないから眠くなるんかな。明日はもう少し早くに起きてみます。
10時くらいには実習先に戻り今までと同じようにシャドウイング。
先週からパップテスト(子宮頸がんの組織診)を計5回ほど見させてもらっているのだが、気づいたことが数点。
まずクスコが日本の金属製とは違ってプラスティック製で使い捨てであること。しかもライトを接続する部分があるから日本製よりも格段にやりやすそう。
あと膣炎の疑いがあったら顕微鏡で細菌の有無を確認するのだが、プレパのセッティングは看護師さんがやってくれる。医師は小さい実験室でセッティングされたプレパをすぐに確認し、結果をそのまま患者さんに伝える。ここでの医師とは臨床検査部や病理ではなくて家庭医療医のことであり、日本ってここまでするのかなぁと思ってしまった。でもグラム染色とか結構普通にやるから意外とあるもんなんかな…?
他には、日本と処方箋の出し方が違う。
大きく分けると3パターンあるのだが、
1.病院から薬局に患者情報と薬剤の情報が送られ、患者さんが取りに行くだけの場合。
これが最も多い。ここでいう薬局はCVSとかwalgreenといった日本のマツキヨのようなチェーンだけでなく、walmartとかのスーパーに併設された薬局である。しかも、一部の抗菌薬のジェネリックはこういったスーパーでタダでもらえるというサービスがあるとのこと。聞いたところによると、患者さんが薬をもらうだけでなくついでに買い物をしてくれる場合が多いからなんとか元が取れるのだとか…?もともと4ドルとかの安い薬剤だから実現できているのかもしれない。
2.紙の処方箋が渡される場合。(日本と同じ)
この場合はどの薬局でも受け取りが可能になるが、どうやらアメリカ人にとってこれは面倒らしい。処方箋を印刷してサインしたり、患者側もわざわざ紙切れをずっと持っておくのも面倒だとか。
3.薬局で買えって言われる場合(そもそも処方箋を出さない)
加入している保険の種類によってはそもそもこの薬を処方できないということも多いらしく、その場合は「薬局でこれ買えばいいよ」って言われる。
ちなみに、薬局で薬を買うことは"over the counter"と言うらしい。
少し疲れてきたので今日はこれぐらいにしといて、ただまだ書きたいトピックが2つほどあるから一応メモだけ残すことにします。
- Xp,CTのオーダー。
- 保険