アメリカかぶれの自由帳

関西の大学5年生。思ったことや勉強したことについて手軽にまとめてみる…。

FM day9/ Tulsa day 15 family medicine最終日!

今日はFamily Medicineでの実習最終日。

来週からは6~18時の実習スケジュールということで朝ゆっくりできるのはこれで最後かも…

 

指導医のスケジュールとパッと見たところだと午前に外来の患者さんが4人、午後に3人、そして15時半からpreventive medicineの講義で締めくくりといった1日になるかと思っていた。

 

午前は最初に診察の見学を1回させてもらった後に、再び自分で問診をとることに。

少しずつ慣れてくるとはいえ、やはり1人で患者さんと接するのは怖い。

気づかないうちに何か失礼なことを言ってしまってるのではないか、英語に気をとらわれすぎて聞くべき情報を何か聞き逃してはないか、

外国人の医学生ができることなんてたかが知れていると分かっていながらも、自分にできることは何かを考えては失敗を繰り返すといった具合。

 

問診を終えてほっと一息をつく間もなく、指導医へのプレゼンの用意をする。

口頭で患者さんの主訴や病歴についてまとめ、今後どういうプランで対応すべきかを報告するのだが、これがなかなかに難しい。

プロブレムリストがに複数項目があった場合、時系列で説明すべきか、項目ごとにまとめて説明すべきか、項目ごとで説明するならどれから説明すればいいのかなどといったことを診察室を出たらサッと頭の中で整理してまとめる。

プレゼンは当然緊張するからしどろもどろになるし、他の先生もさりげに聞いてるし、服薬歴とか何のために薬かのツッコミが飛んでくるし…

 

「じゃあ◯◯については聞いたかな?」

「あっ………すみません」

 

を何回も繰り返したりもする。

指導医と一緒に診察室に戻って問診を聞いていると

「あーそれ聞いてなかったぁ。」とか、「そんな聞き方するんやー」

と反省することがとにかく多い。 

最終日ながらも結局はメンタルをぼろぼろになってしまった。

 

できれば午後にもう1人診させてもらえたら再チャレンジできるかも、と意気込んでいたのだが午後は運悪く1年目(ひょっとしてインターン生?)につくことになってしまい問診はできず…。

小児科で再チャレンジできることを願うばかり。

 

 

講義では年齢ごとにどのような予防接種やカウンセリング、スクリーニングが必要かについて取り扱われた。

日本だとがん検診は主に乳、子宮頚、大腸、胃、肺がんの5つを対象とし、子宮頚を除いて40歳以上は1年あるいは2年に1回実施されるようになっているが、当然これは日本のルールであってアメリカは異なる。

また、生活環境によって推奨されるスクリーニングの種類や推奨の度合いも変わってくるので、なかなかにややこしいく感じた。

ただ、将来アメリカで医者になるのであれば当然頭に入れておかない知識なので結局は覚えることになるのかなぁと…。

 

結局全体を振り返ってみると、もっと積極的になればよかったと思った。

学生とは言えども、「~やらせてください」って言えばさせてもらうことも多いし、恥をかくことばかり恐れずに積極的に色々チャレンジしていけばいいのではないかと。

来週からは小児科。なかなかに密な内容になりそうなので心折られながらもなんとか2週間やり通したいと思う。