アメリカかぶれの自由帳

関西の大学5年生。思ったことや勉強したことについて手軽にまとめてみる…。

Tulsa d26/ pediatrics d6 騙された。

昨日に引き続き小児科の外来見学。

午前中はいわゆる小児の総合内科を、午後は喘息の専門医の外来を見学させていただいた。

 

今日の先生は「君らも色々やってみなよ」というスタイルの先生だったので、身体診察は色々とさせてもらった。

特に生後5日の新生児の診察は日本では滅多にさせてもらえない(はず)だからある意味貴重な経験ができたのではないかと…。

 

全身の骨格の異常、成人との聴診の仕方の違い、反射の取り方など、触るだけで壊れるんじゃないかとびくびく。

途中泣かれてしまうこともあったけど、先生の指示を受けながらなんとかこなしてみる。

明日からPICUの見学なのでできれば何か試すことができればいいんやけど。

 

午後も身体診察(主に聴診)をさせてもらった。

喘息の呼吸音を聞き取ろうとするも、なぜかあまり聞きなれない音が…。

「正常ではないことに気づくことがまず大事」とfamily medicineで言われたのでとりあえずそれを伝えてみると、

「それはきっとあの子に騙されたんだね」と笑われてしまった。

 

診察を何度も行っている子どもたちは遊び心から医者をからかうようになるらしい。

素直に身体診察をとらせてくれずに、膝蓋腱反射で大げさに膝を伸展させようとしたり、この子のようにわざと喉の奥で音が響くように息をしたり。

特に今回の呼吸音に関しては、腹臥位にする、ティッシュを口の前でぶら下げて吹くようにしてもらうなど注意をそらしてあげると上手いこと聴診ができるのだとか。

ただそれ以前に音を立てていたときの口の形に注目していれば作り上げていたことには気づけたようであっさり一本取られてしまったなぁと。

 

なかなか素直にいかない身体診察の難しさを実感した1日でした。